清々しいほどの価格破壊端末が登場
Xiaomiからインド向けハイエンド端末POCO F1が発表されました。
Snapdragon845を搭載して価格は20,999ルピー、日本円でおよそ33,000円から。
ただし日本で有名な海外通販だと45000円程度が相場のようです。クーポンなどうまく使えば3万円台で買えるかも?
日本で販売されているSnapdragon845搭載機種の最安値はZenFone 5Zの7万円前後。POCO F1が安さが際立ちます。
安価なモデルなのに全然普通のハイスペック
POCO F1 | |
---|---|
CPU | Snapdragon845 |
antutuベンチマーク v7 | 総合スコア:270000 3Dスコア:100000 |
メモリ | 6GB/8GB |
ストレージ | UFS 64GB/128GB/256GB |
microSDスロット | 有り |
ディスプレイ | 6.18インチ 2242*1080ピクセル |
背面カメラ | 1200万画素広角 F1.9 + 500万画素望遠 F2.0 |
インカメラ | 2000万画素 |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac (2.4/5GHz) |
バッテリー | 4000mAh |
接続端子 | USB-C イヤホンジャック有り |
サイズ | 縦:155.5mm 幅:75.2mm 厚さ:8.8mm |
重さ | 182g |
生体認証 | 指紋認証 顔認証(赤外線) |
防水・防じん | × |
ワイヤレス充電 | × |
対応バンド | 3G:1/2/5/8 4G:1/3/5/7/8/20 |
同梱物 | ケース USB-Cケーブル 充電アダプタ |
発売時期 | 2018年8月 |
価格 | 20,999ルピー~ 日本円約33,000円~ |
新興国向けだからSoCは最新でも内部ストレージが低速なeMMCでした、なんて罠があるかと思いきや、特に何もなし。至って普通のハイスペック端末です。
ディスプレイがIPSなのか有機ELなのかXiaomiのインド公式ページ(英語表記)にも記載は無し。
有機ELならアピールポイントとして紹介するでしょうから、恐らくIPS液晶でしょう。
ハイスペックモデルでは省かれることの多いmicroSDカードに対応しています。
スマホに動画や電子書籍などを保存したい人には嬉しいですね。なおmicroSDカードはSIMスロット2と排他利用です。SIM2枚利用したい人は注意。
冷却には液冷システムを採用して冷却性能も非常に高いようです。液冷システムは他にゲーミングスマホなどに採用されていますね。
ハイスペックなスマホでも排熱しきれずにクロックダウンして動作が遅くなるなんてよくありますが、POCO F1ではその心配は無くなりそうです。
バッテリーは4000mAhと容量大きめ。
そしてイヤホンジャック有りです。音質に拘る方や音ゲーマーには必須ですね。
全世界でフラッグシップやメインストリームモデルとして販売するのではなく、インドに狙いを絞っているのか対応バンドは控えめ。
ソフトバンク・ワイモバイルではプラチナバンドを含めて問題なく利用できますが、ドコモ・au回線はプラチナバンドに対応しておらず郊外や山間部では圏外になることが多そうです。
OSはAndroidベースのMIUIを更にPOCO F1専用にカスタムしたものを搭載。
Xiaomi製品というとGoogle Playが使えないイメージが強いですが、POCO F1は中国国内向け端末ではないためGoogle Playも使えます。公式サイトのホーム画面画像からも確認できます。
各モデルの販売価格(定価)は以下の通り。
6GB/64GB 20,999ルピー 日本円約33,000円
6GB/128GB 23,999ルピー 日本円約38,000円
8GB/256GB 28,999ルピー 日本円約46,000円
なお8GB/256版にのみ背面がカーボン(風?)の特別エディションが用意されています。価格は29,999ルピー。日本円約47,500円。
8GB/256GBのモデルでも4万円台とか価格破壊もいいところです。日本でも売って欲しい。
Xiaomi Mi8とどっちがいいの?
大きさを合わせて画像を並べてみました。
表は非常によく似ていますが、裏面はデザインが異なります。
Mi8は背面にガラス素材を使用していますが、POCO F1はアルミでしょうか、金属っぽい。
スペックの比較はこちらを。
POCO F1 | Mi8 | |
---|---|---|
CPU | Snapdragon845 | Snapdragon845 |
antutuベンチマーク v7 | 総合スコア:270000 3Dスコア:100000 | 総合スコア:270000 3Dスコア:100000 |
メモリ | 6GB/8GB | 6GB/8GB |
ストレージ | UFS 64GB/128GB/256GB | UFS 64GB/128GB/256GB |
microSDスロット | 有り | 無し |
ディスプレイ | 6.18インチ 2242*1080ピクセル | 6.21インチ 2248*1080ピクセル 有機EL |
背面カメラ | 1200万画素広角 F1.9 + 500万画素望遠 F2.0 | 1200万画素広角 F1.8 + 1200万画素望遠 F2.4 |
インカメラ | 2000万画素 | 2000万画素 |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac (2.4/5GHz) | a/b/g/n/ac (2.4/5GHz) |
バッテリー | 4000mAh | 3400mAh |
接続端子 | USB-C イヤホンジャック有り | USB-C イヤホンジャック無し |
サイズ | 縦:155.5mm 幅:75.2mm 厚さ:8.8mm | 縦:154.9mm 幅:74.8mm 厚さ:7.6mm |
重さ | 182g | 175g |
生体認証 | 指紋認証 顔認証(赤外線) | 指紋認証 顔認証(赤外線) |
防水・防じん | × | × |
ワイヤレス充電 | × | × |
同梱物 | ケース USB-Cケーブル 充電アダプタ | ケース USB-Cケーブル 充電アダプタ USB-Cイヤホンジャック変換アダプタ |
発売時期 | 2018年8月 | 2018年5月 |
価格 | 20,999ルピー~ 日本円約33,000円~ | 2699元~ 日本円約43,500円~ |
ほとんど変わりません。
画面サイズの差は0.03インチ。どちらも「およそ6.2インチ」です。
ただしディスプレイの種類が異なります。Mi8は有機EL。POCO F1は恐らくIPS液晶でしょう。
背面カメラも画素数がやや異なります。
フラッグシップモデルであるMi8の方が画質は上でしょう。そうでないとMi8の存在価値が無くなってしまいます。
本体サイズもほぼ同等ですがPOCO F1の方がやや厚みがあります。
4000mAhのバッテリーとイヤホンジャックに対応しているのが厚みの原因ですね。
その他には驚くほど差がありません。
どっちがいいかと聞かれると困ってしまいますが、私にはPOCO F1の方が魅力的に見えます。
棲み分けするとすれば
カメラ画質・有機ELを求める人はMi8を
microSD・イヤホンジャック・とにかく低価格を求める人はPOCO F1を選べば間違い無さそうです。
POCO F1が2018年下半期の台風の目になるかも?
海外通販サイトJOYBUYにてXiaomi Mi8のセールを実施中です。
なんと6GB/64GBモデルが350ドル、6GB/128GBモデルが382ドルで購入可能です。
6GB/64GBなら輸入消費税を含めた手元に届くまでの総額でも41,000円ほど。
前述の通りPOCO F1の海外通販相場は6GB/64GBで45,000円前後です。
まさかのMi8の方が安いという逆転現象。今ハイスペック機が欲しい!という人にはセールで定価割れのMi8がおすすめです。