Kirin710でノッチディスプレイのMate 20 liteが登場
HUAWEIの新型SoC Kirin710を搭載するMate 20 liteが発表されました。
現在のところ日本での発売に関しては言及されていませんが、これまでMateシリーズは日本でも販売されてきたためMate 20 liteも日本発売が期待できます。
11月23日追記
11月30日よりビックカメラグループで販売されると発表されました。
価格は税別39,800円。
追記ここまで
以下スペックシート。
HUAWEI Mate 20 lite | |
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SoC | Kirin710 |
antutuベンチマーク v7 | 総合スコア:138000 3Dスコア:21000 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB |
microSDスロット | 有り(最大256GB) |
ディスプレイ | 6.3インチ 2340*1080ピクセル |
背面カメラ | 2000万画素 F1.8 + 200万画素 |
インカメラ | 2400万画素 F2.0 + 200万画素 |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac (2.4/5GHz) |
バッテリー | 3750mAh |
接続端子 | USB-C イヤホンジャック有り |
サイズ | 縦:158.3mm 幅:75.3mm 厚さ:7.6mm |
重さ | 172g |
生体認証 | 指紋認証 顔認証 |
防水・防じん | × |
ワイヤレス充電 | × |
同梱物 | ACアダプタ(9V2A) USB-Cケーブル マイク付きイヤフォン SIM取り出しピン 保護フィルム |
発売時期 | 2018年11月 |
価格 | 税別39,800円 |
Kirin710は既存のミドルレンジ向けKirin659よりも大きく性能が向上しました。
antutuベンチマークのスコアは13.8万となかなかの数字です。
総合スコアではQualcommの最新ミドルレンジ向けSoCであるSnapdragon636を上回り、Kirinが苦手とするグラフィック性能でも2.1万とSnapdragon636と同等です。
Kirin659の総合スコアが8.8万ほどなので約1.5倍の性能。ハイエンドは要らないけど普段使いでもたつくのは嫌だという人にうってつけです。
メモリ/ストレージは4GB/64GB。
まさしく必要充分といった容量。最大256GBのmicroSDXCカードを使用出来るため電子書籍や動画など容量が必要なファイルはSDカードに退避することも可能です。
6.3インチのノッチ付きディスプレイを採用しています。もはやノッチはトレンドを飛び越えて一般的になりつつありますね。
有機ELではなくIPS液晶を搭載しています。
背面カメラは2000万画素と200万画素のデュアルレンズカメラを搭載しポートレート撮影に対応。
レンズのF値1.8と明るいため室内でもクリアな写真が撮影可能です。
フロントカメラも2400万画素と200万画素のデュアルレンズカメラを搭載。こちらもインカメラとしては明るめのF2.0のレンズを採用しています。
接続端子はUSB-Cですが内部接続はUSB2.0となっています。
厚さ7.6mmと薄いですが、ヘッドホンジャックを搭載。無線イヤホンは便利ですが有線イヤホンを使いたい時にはありがたいですね。
対応バンドは以下の通り。
HUAWEIのグローバルサイトには他にも型番違いで対応バンドの異なるモデルが載っていますが、日本で販売されるのはまず間違いなくこのモデルでしょう。
ドコモとソフトバンクのプラチナバンドに対応しています。日本でも販売する気満々ですね。
シングルSIMモデルとデュアルSIMモデルがあるため、販売経路によって仕様が異なるようです。
シングルSIMモデルはキャリア販売向けでしょう。
なお対応バンドの他NFCの有無も型番により違います。日本向けバンドに対応しているモデルではNFCを搭載していません。
日本ではNFCの普及率が今一つなので困ることはあまりないでしょう。
同梱物はACアダプタ・USB-Cケーブル・マイク付きイヤホン・SIMピン・TPUケース・保護フィルムとなっています。
保護フィルムが来ましたね!貼り付け済みの状態で出荷されていれば本当にありがたい。
ケースも同梱されているため他には何も買う必要がなく、本体のみ購入すれば即使える状態になっています。
価格は日本円で約48,000円とミドルレンジとしてはやや高めな印象ですが、競合機種になるであろうZenFone 5も5万円前後のためこの辺りが適正なのかもしれません。
ガジェット部まとめ とにかく価格が気になる
上記の48,000円という日本円換算は既に予約が開始されているポーランドでの価格を元にしていますが、ポーランドではP20 liteが同じく約48,000円で販売されているため、P20 liteが3万円前後で販売されている日本では3万円台での販売もあり得ます。
前モデルからお値段据え置きで販売されるとすれば4万円前後ですが、これが一番現実的な価格かもしれません。
個人的には来年発売されるであろうKirin710を搭載したnovaシリーズのliteモデルに期待しています。こちらは高くても3万円程でしょう。
性能の方で言えば、Kirin710と競合するSnapdragon636の機種を現在使用していますが、全く不満がありません。
ゴリゴリの3Dを最高画質で!という拘りがない人であればこの辺りが快適に使えて手に取りやすい価格のバランスのいい機種と言えそうです。