CHUWIからLapBook Proが登場!
中国のパソコンメーカーCHUWIから新型ノートパソコンLapBook Proが発表されました。
LapBook Proは画面占有率90%で14.1インチのフルHD IPS液晶を搭載するスリムノートパソコン。
プロセッサはGemini Lake世代の4コアCPUであるCeleron N4100。
メモリ4GB、ストレージ64GBを搭載。増設可能なM.2スロットを備え、最大512GBのSSDを搭載可能です。
インターフェイスはUSB Type-Cポート、USB3.0、microSDカード、microHDMI出力、ヘッドホンジャックのみ。
バッテリーの連続駆動時間は最大8時間。
本体サイズは324.2mm x 209mm x 13.4mmで重量は1.43kg。
実売価格は300ドル前後の見込み。
スペック
CHUWI LapBook Pro | |
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OS | Windows10 |
CPU | Celeron N4100 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | eMMC 64GB SSD増設用M.2スロット有り |
ディスプレイ | 14インチ 1920*1080ピクセル IPS液晶 |
インターフェイス | USB3.0 x1 USB-C(USB3.1) x1 microSDスロット microHDMI 3.5mmイヤホンジャック |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac |
インカメラ | 200万画素 |
バッテリー持続時間 | 最大8時間 |
サイズ | 幅:324.2mm 奥行:209mm 高さ:13.4mm |
重さ | 1.43kg |
性能はSurface Goといい勝負
CPUにはGemini Lake世代のCeleron N4100が搭載されています。
中国メーカーではお馴染みのCPUです。所謂格安ノートパソコンと呼ばれる物の中では優秀な処理能力を持ちます。
CPUの性能を数値化するCPU Passmarkでのスコアは2,300前後。
初期のCore i3並のスコアです。
Celeronの中でも上位版となる4コアモデルのため、ネットの閲覧やYouTubeなどの動画サイトの視聴、ちょっとした文書作成であればサクサクと行う事が可能です。
性能が近いCPUはと言うと昨年発売されたSurface Goに搭載されたPentium Gold 4415Yあたり。
CPUの性能はほとんど同等でベンチマークのスコアではコア数が多いN4100が勝ることも多々あります。
ただしグラフィック性能は下位グレードのためN4100が劣ります。
動画や画像の編集をしたり、ゲームをプレイするには向きません。
デザインがとにかく素晴らしい
明らかにMacBookに影響を受けていますが、デザインが非常に優秀です。
メタルボディの質感と無駄なものがないシンプルでスタイリッシュなデザイン
更に薄型軽量でベゼルレスデザインと、本体の外観に関しては満点ではないでしょうか。
「中国メーカー = ダサい」という考え方はもう完全に過去のものになってしまったのかもしれません。
ついにLapBookもUSB-Cから充電可能に!
2018年8月に発売されたLapBook SEも非常にデザインが秀逸でコスパに優れる製品でした。
たった一点残念だったのがUSB-Cポートがなく、ACアダプタを使わなくては充電が出来なかったところ。
今回発表されたLapBook ProではついにUSB-Cポートが実装され、USB-Cポートから充電が可能となりました。
USB-Cポートからの充電に対応していればアダプタやケーブルも使いまわせますし、モバイルバッテリーからの充電も可能です。
連続バッテリー駆動時間は最大8時間とモバイルパソコンとしては決して長くはないですが、モバイルバッテリーを一緒に持ち歩けば連続駆動時間の底上げが出来そうです。スマホの充電も出来ますし一石二鳥ですね。
一点気になったのはmicro HDMIポートがあること。USB-Cからの画面出力には対応していないのかもしれません。
ベゼルレス液晶にバックライト付きキーボードと とにかく豪華
LapBook Proはスペックシートに載らない部分まで豪華です。
300ドルで販売されるノートパソコンとはとても思えません。
まずは画面専有率約90%のベゼルレスデザイン。
DELLやhpからも同様のデザインのベゼルレスノートパソコンは販売されていますが、価格は当たり前のように10万円超え。300ドルでは純正ケースくらいしか買えません。
そしてバックライト付きキーボード。
ハイグレードモデルのお約束装備となりましたが、300ドルのノートパソコンにも搭載されています。さすが名前にProを冠しているだけあります。
そして大事なフルメタルボディ。
格安ノートパソコンといえばアルミ風の塗装が施されたプラスチックボディのイメージが強いですがLapBook Proはマグネシウム合金を使用したメタルボディを採用しています。
遠目で見れば樹脂製でも金属製でも見た目は変わらないのですが、自分が長時間触れるものであればなるべく素材も良質なものを選びたいものです。
最近は日本国内でも5万円以下でメタルボディの機種がじわじわと増えてきていますが3万円台はなかなかありません。
全てにおいてメタルボディが優れているとは言えませんが、高級感・質感を求めるならばメタルボディは外せないポイントです。
ここがイマイチだよLapBook Pro
LapBook Proの残念な点を2つほど挙げたいと思います。
・メモリが4GB
・本体ストレージがeMMC
中国メーカーのパソコンでは同価格帯で6GB / 8GBのメモリを搭載している機種も少なくありません。
ストレージも同様です。同価格帯で128GBのSSDを初期搭載している機種もあります。前モデルとも言えるLapBook SEもそうです。
ストレージに関してはM.2スロットがあるためSSDを増設することが可能ですが、まず間違いなくオンボードであろうメモリに関しては増設不可。
メモリが多いからといって動作が早くなることは無いのですが、ストレスを感じなくなる場面が少なくなるのは確かです。
ここは20ドル値段が上がっても8GBのメモリを搭載して欲しかったところです。
ガジェット部まとめ コスパの高さはそのままにUSB-Cで利便性向上
最後に欠点を挙げましたが、コスパが高いパソコンであることは間違いありません。
大学生のレポート作成用や動画サイトの視聴用などのサブノートとして使うのであれば十分な性能を持っています。
デザインでノートパソコンを選びたい人には特にチェックしてもらいたいパソコンです。カッコいいもの。
まだ発表直後のためかGEARBESTやBang goodなどの海外通販サイトにも商品ページがありません。
商品ページを確認次第追記予定です。海外サイトでは発売日前にセール価格での予約を開始するため気になる人は確認してみて下さい。
2018年8月に発売されたLapBook SEの記事はこちらから。